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【雪菜】蒼の魔術と一通の封筒 ~ 1st pre story ~ [【TW2】SR・銀雨]

 とある男が、海岸に打ち上げられていた一人の娘を助けた。
 金色の髪と青い瞳という、その娘の珍しさも助けた理由にあるのかもしれない。
 はじめは言葉も通じない二人は、次第に意思疎通できるようになってゆく。
 その娘は不思議な力を持ち、二人は幸せに日々を過ごしていったという…


 
 茨城県某所。
相馬の家では、周囲の者には知られぬように地下図書室が存在している。
中世に魔女狩りから逃れてきた祖先の遺産…
魔術書がそこに並べられている。

相馬の者は、小学4年のときからそこで魔術を学んで行く。
常陸の蒼の魔術師「蒼魔」の一族は、こうして魔術を残している。

 
 図書室の隅、闇の中に一つの青白い小さな光が生まれる。
また一つ、また一つと増えていき、そこにいた少女を照らし出す。

「…ん、魔弾OK」

10程の光が生まれたところで少女はそう言い、その瞳を開く。
黒い髪の中で瞳が青く見えるのは、青白い光のせいだけではない。

蒼魔に伝わる魔術に、呪文はいらない。
必要なのは、自身の魔力を把握することと制御すること。

自身を囲う青白い光を頼りに、その少女は今日もまた魔術書を読み進める――

 
「銀誓館学園?」

小学6年の1月の時、一つの封筒が相馬家に届けられた。
銀誓館学園の入学書類。そして、学園のパンフレットであった。

雪菜は聞き覚えのない名前に疑問を抱く――
しかし、親はその名を知っていた。

魔術のことと共に、能力者についても幼少の頃より教えられていた。
銀誓館学園は、その能力者を、その能力者の素質がある者を集めているという。

「…私に、その能力者の素質があると…?」

書類が向こうから送られてきたということは、そういうことなのだろう。
家に伝わる魔術・知識が、能力者の力の一部なのかもしれない。

 
こうして、相馬雪菜は銀誓館学園と出会った――


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